ともきちのおしゃれ日記

おしゃれアイテムについて書いていこうと思います。

カリフォルニアの運転免許のための実技試験について(その2)(エルセリート El Cerrito にて)

3.運転開始

 運転前試験の終了後、試験官が私の車の助手席に入ってきました。かなりの巨漢なので、入るのが大変そうでした。助手席に座布団があったのですが、「これ、どかしてくれ。」と言われたので、後部座席に投げました。乗り込むと座席を一番後ろになるように調節し、シートベルトをゆっくりつけて、やっと着席完了。

 そこで、試験官はなにか宣言していたのですが、ほとんど聞き取れず、たぶん「本当に危険なとき以外は、運転の指示をしませんので、自分で運転してください」的なことを言っていたんだろうと思い、「OK」と一言言って、エンジンをかけて運転開始。

 

4.運転中

 運転中、ちょいちょい試験官が紙にチェックを入れるので、そのたびに、今のまずかったのかなあと不安になりました。試験終了後その紙をみると、全部が悪いときのチェックではないようです。もちろん悪いチェックもありました。

 とにかく、右折左折やレーンチェンジ等の時に、ミラー確認とその後の目視での確認(後部座席の窓を見るくらいの勢いで)を徹底しました。やたらと信号のない一時停止の交差点を通りました。大体10回くらいは通ったのではないでしょうか。また、一時停止の停止線を超えるとダメだということなので、ビビって結構手前で停止しました。

 「This corner, turn right」とかなり分かり易くルートを指示してくれました。最初の「ゆっくり話してください」が効いたのでしょうか。住宅街では交差点がいっぱいあり、どの交差点を曲がればよいか一瞬わからないときもありましたが、たぶん一度も間違えずに、指示通り曲がれたと思います。

 速度は、大通りは30マイル制限、住宅地などは25マイル制限なので、これを超えることがないように走りました。大通りで途中30マイルをちょっと超えたのですが、何食わぬ顔で徐々に速度を落としたので、試験官にはバレなかったようです。

 途中、反対車線からバックでこちらの車線にはみ出して来た車があったので、どうしようかと思ったのですが、バックが終わったので、普通に行けると思って、そのまま通り過ぎたのですが、その時に試験官から「あの時は、一度止まったほうがいい。」とチクリと言われました。

 「parking」とかなんとか言われたので、方向指示器を出して、路肩に車を寄せて、車を止めました。「OKというまで、ここからバックして」と言われたので、そのまま、車内から後ろを振り返る感じで後ろを見ながらまっすぐバックして、「OK」と言われ終了。方向指示器を出して、左をミラー確認目視確認をして、出発。ところが、これくらいのハンドルの切角だと、方向指示器が自動で切れなくて、気づかずにそのままにしていたら、試験官に「指示器を切りなさい」と言われました。

 日本とは異なり右側通行なので、慣れていないと、どっちの車線で走ればいいのかちょっと戸惑います。特に左折時に戸惑うのですが、大通りや他の車がいるときは、間違えることはないのですが、全く車がいないと、どっちの車線に入るのか一瞬わからなくなります。車線を間違えるとその場で失格です。心の中でしっかり確認して、遠い方の車線に入ります。右折は道沿いに最短距離で曲がるので、車線を間違えることはありません。

 大通りで、「Lane change」と言われたので、方向指示器を出して、ミラー確認、目視確認後、レーンチェンジを行いました。

 このように、もろもろのことを行い、たぶん20-30分はあったのではないでしょうか。結構長く感じました。

 

5.試験終了後

 実技試験が終了して、DMVの駐車場に車を停めて、エンジンを切ったところで、車の中で試験官の講評が行われます。受かったかどうか先に言ってくれないので、すごくもやもやしました。

「一時停止の停止線は、交差点の左右を見るために引かれてるので、結構ギリギリに止まらないと、左右を確認できない。あなたの運転だと手前過ぎて左右を確認できない。」

「方向指示器が自動で切れないときは、自分で戻さないといけない。」

「左折のときに、車がいないときは、止まらずにサッと曲がる。」

といろいろ言われたあとで、「You passed it. Congratulations. 」とかなんとか言われて、合格がわかりました。「受付で手続きを済ませるように。」と言われて、二人とも車を降りました。これで、試験官とはお別れです。

 

6.受付など

 DMVに入る途中に、ベンチで座って待っててくれた同伴してくれたお姉さんに、遠くから腕で○のサインを作り、合格したことを知らせました。すると、近くにいた全然関係ないおばさんが声をかけてきて、「あなたテスト受かったの?」とか「どんな風だった?」とか「私も試験だからあなたに続くわ」とか言われて、あたふたしていると、同伴のお姉さんは、「もう私帰るよ」と言って帰ってしまいました(私のアパートはDMVのすぐ隣で、お姉さんは自分の車で私のアパートまで来ているので、自分で帰れるのです)。

 その後、一人で20番の受付に戻り、一時的な免許証(temporary permit)を受け取り、本当の免許証は後日郵送で送られてくること、60日経っても送られてこなかったら、なにかのシステムトラブルだから、ここに書いてある電話番号に問い合わせるようにと言われて、試験は終了。晴れて免許取得できました。

 7.最後に

 DMVの人は、不愛想で頭が固い人が多いのですが、今回の実技試験で対応してくれた人たちはみんないい人でした。運が良かったです。

 ご参考まで、私のテストの評価が書かれた紙と、テストコース(覚えている範囲)を載せておきます。

f:id:i_tomokichi:20150724160309j:plain

 

f:id:i_tomokichi:20150724160216j:plain