ともきちのおしゃれ日記

おしゃれアイテムについて書いていこうと思います。

Swatch と sistem51 と時計の進化

Swatch とは、Second Watch の略だそうです。

 

私の愛用しているスウォッチは、文字盤もベゼルもベルトも全部白の「WHITE REBEL SUOW 701」というモデルです。

 

サイズが40mmでちょうどよい大きさですし、真っ白なので、ゴムのブレスレットのようにワンポイントとしてつけられます。夏にTシャツ短パンみたいな出で立ちで、この時計をつけるといいアクセントになります。価格が安いので気兼ねなく使えて、とても気に入っています。難点は、時計の音がうるさいことです。寝るときにそばにおいていると、カチッカチッっと鳴ってかなりうるさいので、なるべくケースに入れています。ちょっと面倒です。

 

スウォッチは、色や柄のバリエーションが豊富にあり、アーティストとのコラボもあったりして、ファンを飽きさせません。見た目の奇抜さが気に入って、買ってみると、コーディネートに苦戦し、後悔することがあります(笑)。なので、スウォッチは、なるべくシンプルなものを買うことをお勧めします。

 

スウォッチを製造している、スウォッチグループは、世界最大の時計製造グループです。オメガを筆頭に多くの時計ブランドを傘下に置き、汎用ムーブメントメーカーであるETAを擁していますので、世界の時計業界を牛耳っている感があります。あまりに牛耳っているので、最近は、他の時計メーカーもETAの汎用ムーブメントに頼らずに、自社製ムーブメントを開発するようになっています。

 

2013年4月に、スウォッチからsistem51という自動巻きムーブメントが搭載された時計が発表されました。2014年5月から日本でも販売されています。

 

パワーリザーブ90時間、日差±10秒と、高級機械式時計もびっくりの性能です。100万円以下の高級機械式時計では、パワーリザーブは大体40~50時間くらいですし、精度についても、国際的な精度基準であるクロノメーター認定の機械式時計には及びませんが、20~30万円くらいの機械式時計と同等の精度を有していることになります。

 

そんな時計が1万7500円で買えるということは驚くべきことです。従来のムーブメントは微妙な時計の調整に人間の手が必要であり、値段が高い原因だったのですが、sistem51は、ムーブメントの製造を完全にオートメーション化することにより、低価格で製造することが可能になったそうです。ETAを擁するスウォッチグループだからこそなしえたことだと思います。

 

このムーブメント、すごく画期的なんだけど、パラドックスなムーブメントだなーと思います。

 

機械式とは比較にならないくらいの高精度で、しかも電池により何年もの間、時を刻んでくれる安価なクオーツ時計が、1970年以降、世界を席巻し、機械式時計を駆逐していきました。その後、職人の手によって作られた機械式時計の趣が見直され、高級機械式時計が盛り返して今に至っています。

 

手が込んでいて作りがよく高級であるから、精度が低くても人気がある従来の機械式時計と、全自動で作られ、手が込んでおらず、安価でも、高級機械式時計と同等の精度(でもクオーツには遠く及ばない)のムーブメントsistem51 

 

時計って面白い進化を遂げている道具だなーと改めて思います。

 

安価で高級機械式時計と同程度の性能(でもクオーツには遠く及ばない)の機械式時計が今後ヒットするか、ホント楽しみです。

 

で、sistem51が搭載されている時計を見ようと、数か月前に銀座にあるスウォッチの旗艦店に行ってきました。

 

私が気になるのは、性能よりも、音がうるさくないか!っていうことなので、耳に時計をあててじっくり音を聞いていたら、店員さんに「クオーツの時計よりは静かだと思います」って言われました。それを聞いて、店員さんもやっぱりクオーツのスウォッチの音には辟易しているだと思いました(笑)。

 

このムーブメントを搭載した時計が是非欲しいのですが、現在販売されている時計のデザインがイマイチすぎて、また時間が見づらそうなデザインなので、このデザインでは買わないかなーと思います。

 

早く、冒頭のWHITE REBELみたいなシンプルな時計が発売されないかなーと待っているところです。

 

販売されて結構たつのに、新しいデザインの時計が中々出てこないのはなぜなんだろう。

 

ではでは。